過去一回あった皇族の「駆け落ち婚」は父親から勘当され、4年で離婚……眞子さまの場合はどうなる?

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“里帰り”の可能性

 だが、もし「駆け落ち婚」、「勘当婚」が現実のものとなった場合、眞子さまは、もう日本に帰国されないのだろうか。そして“実家”へ顔を出すことはないのだろうか?

 皇室ジャーナリストの渡辺みどり氏は、「『駆け落ち婚』の側面があるのは事実ですが、現実はまた違うと思います」と言う。

「秋篠宮さまと眞子さまは、今でこそ結婚を巡って、親子関係がぎくしゃくしているとの報道もあります。ただ、その前は非常に仲の良い親子として知られていました。結婚が現実のものとなり、それなりの冷却期間を置けば、また父と娘の関係も元に戻ると思います」

 一方、前出の記者は、国民感情を憂慮する。

「例えば、アメリカ大統領が国賓として来日したとします。ニューヨークに住んでいる“小室さん夫妻”が、宮中晩さん会に招待されたとしても不思議はありません。ただ、そのことをテレビや新聞で知った国民はどういう反応を見せるか。やはり諸手をあげて歓迎というムードにはならないでしょう」

久邇宮家の勘当

 皇室について深く取材を重ねてきたベテランのジャーナリストは、「実際に勘当が行われた旧宮家があります」と明かす。

「戦前に11あった旧宮家の中に、久邇宮家があります。昭和天皇(1901~1989)の皇后である香淳皇后(1903~2000)の兄が、久邇宮朝融王(1901~1959)です。その三女が通子さん(87)で、学習院短大を卒業すると、同大英文科の聴講生になりました。そこで男子学生と知り合い、交際がスタートしたのです」

 旧宮家とはいえ、東京・渋谷の邸宅は2万坪超の敷地。おまけに昭和天皇と非常に近い立場だった。まさに“許されざる恋”だったのだ。

「その後、久邇宮朝融王の健康状態が悪化します。そして59年、死の床で父親は娘に結婚は認めることを伝えました。しかし、その際に『今後、家の敷居は二度と跨がないこと』や『他の宮家、皇族との交際も認めないこと』を伝えられたのです。まさに勘当でした」(同・ジャーナリスト)

 通子さんは79年、女性自身の取材に応じ、「駆け落ち婚」の顛末を赤裸々に回想。それを元に記事が掲載された。

眞子さまも把握

 今回、眞子さまの結婚報道を受け、電子版で記事が配信された。「眞子さまと酷似…62年前に“駆け落ち婚”した元皇族がいた!」(7月13日)がタイトルだ。

「記事は詳細なもので、東京・飯田橋の2部屋しかないアパートで新婚生活がスタートしたことを描いています。ところが、夫婦の間で“働き方”を巡る相違点などが浮き彫りになり、駆け落ちまでしたにもかかわらず、夫婦生活は4年で終わりを迎えてしまったのです」(同・ジャーナリスト)

 だが、通子さんは32歳の時に再婚を果たす。職場で知りあった、6歳年下の男性だった。今度は幸せな結婚生活だったようで、今も東京郊外の団地で仲睦まじく暮らしていると記事は報じている。

「重要なことですが、通子さんのエピソードを、秋篠宮さまはよくご存知です。更に宮内庁の担当者が眞子さまにも説明しています。依然として国民の理解が得られない結婚であるのは間違いありません。それを強行するなら、少なくとも勘当は不可欠だという認識は、秋篠宮さまにも、眞子さまもお持ちだと思います。二度と秋篠宮家の敷居をまたげないことになるかもしれません」(同・ジャーナリスト)

デイリー新潮取材班

2021年9月9日掲載

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