アメリカで米国版「文化大革命」が進行中 共和・民主両党で一致するのは「中国が最大の敵」という皮肉

国際

  • ブックマーク

「アメリカの時代は、とっくに終わっていた」

 バイデン大統領は8月31日「アフガニスタンだけでなく、他国を造り変えるための大規模軍事作戦の時代を終わらせる」と述べた。

 冷戦崩壊以降、世界の覇権を握った米国では、「米国の国益よりも世界に民主主義を広げるという理想のために外国への武力介入も辞さない」とする新保守主義(ネオコン)が有力な政治思想として台頭した。ベルリンの壁崩壊から2008年の金融危機あたりまで20年弱にわたる米国の一極体制は歴史上でもまれだったが、現在の米国にはかつてのような支配的な存在感はない。...

つづきを読む