「高市早苗」 初の女性首相・総裁を目指す中で振り返った同じ衆院議員の夫との離婚
おしどり夫婦で知られた
安倍晋三前首相(66)が自民党総裁選で高市早苗前総務相(60)を支援する考えを示し、事実上のオーナーである細田派の幹部や竹下派の幹部、そして高市氏本人に伝えた。高市氏は無派閥だが、2012年の第2次安倍政権発足以降、党政調会長や総務相などを歴任し、安倍氏の思想や政治信条を受け継ぐ1人として知られる。「高市支持」で細田派がまとまるなら、出馬の意向を表明している岸田前政調会長、河野太郎新型コロナウイルス感染症ワクチン接種推進担当相らにとって大きな壁となって立ちはだかることだろう。そんな高市氏には政界でおしどり夫婦として知られた衆院議員の夫がいた。その離婚に至る経緯を本人が明らかにした。*2017年8月3日号掲載の記事に加筆・修正しました。
永田町ではおしどり夫婦で知られた高市早苗総務相と山本拓衆院議員(69)が13年にわたる夫婦生活に終止符を打ったのは2017年7月19日のことである。電撃離婚の詳細を現職大臣が振り返る。
「主人の我慢の風船が破裂したのでしょう……。とにかく私が至らなくて、鈍感だったということです」
憔悴しきった様子でそう打ち明けるのは、高市女史ご当人である。
ともに細田派に所属していた2人が結ばれたのは2004年9月のこと。落選中の彼女にバツイチの山本氏がプロポーズした恰好だ。
浪人後、2005年に政界復帰を果たした妻は、内閣府特命担当相を皮切りに、自民党政調会長、総務相を歴任。農水副大臣を経験したのみの夫とはキャリアの濃淡がくっきり出てしまった。だからこそ、
「山本さんは”嫁が大臣だから自分はなれない””嫁さんが主で俺が従だからつらいよね”とこぼしていたことがあるようです」
などと悪い噂が流れるのはこの世界の常ではあるわけだが、ともあれ告白に戻ろう。
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