韓国から撤退「丸亀製麺」 直後にそのままパクった「自家製麺 丸」「讃岐製麺所」を覗くと

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韓国独自のパクリ・カルチャー

 かねて言われてきたことだが、韓国は隙あらば日本製品をコピーする。カルチャーみたいなものだ。韓国のスーパーに足を運べば、かっぱえびせん、とんがりコーン、パックンチョ、ポッキー、エアリアルをパクった商品がパッケージも日本のオリジナルとそう変わらないままに並べられている。

 2015年、ポッキーの高級版「バトンドール」を韓国ロッテが模倣した“事件”もあった。ペペロ(ポッキーのコピー)の高級版「プレミア ペペロ」のパッケージがあまりにも「バトンドール」に類似しているとグリコが訴訟を起こし、この訴えが韓国地裁に認められたのだが、大半の日系企業は韓国のコピーを見過ごすというか泣き寝入りしているのが現状だ。

 昨年2月には、人気つけ麺店「つけ麺屋やすべえ」のコピー営業も発覚した。看板を本物そっくりにコピーし、韓国版やすべえのSNSには“#韓国、#本店、#1号店”と、あたかも日本の「やすべえ」が韓国に進出したかのように宣伝されるといった具合であった。

 一方、韓国には「京都マーブル」なるデニッシュパンでとても有名な店がある。これは京都の「グランマーブル」のコピーだ。

 店のホームページには「京都で100年近く変わらない伝統を維持するデニッシュ食パン。この伝統を韓国でそのまま再現した京都マーブル。64層のペイストリー(pastry)でできており、深い風味と滑らかでしっとりとした食感が楽しめます」とある。差し当たって5店舗を構えており、第1号店は日本人駐在員らが多く住む二村(イチョン)においてだった。

種苗法の改正にも影響を与えた

 出店時、京都マーブルに不信感を抱いた筆者の知人が京都のグランマーブルに問い合わせしたことがあった。グランマーブルからは「韓国のお店の方が京都の店舗で働いていたことは事実だが、暖簾分けやフランチャイズ契約など締結した事実はない」と回答があったという。

 韓国などによって、日本の農家が長年にわたって開発した苗が無許可で国外に持ち出される案件が相次ぎ、日本政府は昨年、種苗法の改正を余儀なくされた。しかし、その後も韓国内では石川県でしか栽培されていないはずのぶどう「ルビーロマン」や山梨県限定の「ジュエルマスカット」が栽培・出荷されていることが確認されている。

 種苗法と丸亀製麺の技術を同列に論じるのはいささか乱暴かもしれないが、そこに共通するのは韓国に根付くパクリ文化ということになるだろうか。

羽田真代(はだ・まよ)
同志社大学卒業後、日本企業にて4年間勤務。2014年に単身韓国・ソウルに渡り、日本と韓国の情勢について研究。韓国企業で勤務する傍ら、執筆活動を行っている。

デイリー新潮取材班編集

2021年9月6日掲載

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