米軍協力者の「生体情報」を手にするタリバン――懸念されるアフガン撤退に伴う情報保全

国際

  • ブックマーク

米国防総省が注意喚起文書を発出

 米国防総省監察総監は、8月11日に「アフガニスタン撤退に伴う機密データの入った装備品の扱い及び情報の保存に関する要件」と題した注意喚起文書を発出。医療機器やノート型パソコン、携帯電話などの機器から個人情報や医療情報を適切に削除し、情報漏洩のリスクを防ぐよう促した。

 それぞれの機器の種類に応じた手順で処分しなければ、中の残存データを後から復元できてしまうからである。

 同文書は、国防総省監察総監室が2014年に行った監査で見つかった事例について紹介している。...

つづきを読む