事件現場清掃人は見た 亡くなった方の部屋で発見された引き取り手のない「お骨」の行方
孤独死などで遺体が長期間放置された部屋は、死者の痕跡が残り悲惨な状態になる。それを原状回復させるのが、一般に特殊清掃人と呼ばれる人たちだ。長年、この仕事に従事し、昨年『事件現場清掃人 死と生を看取る者』(飛鳥新社)を出版した高江洲(たかえす)敦氏に、現場で発見されたお骨について聞いた。
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高江洲氏は、特殊清掃の現場で、お骨を50体ほど目にしてきたという。例えば――。
「3LDKのマンションで、死後1カ月経った60代の男性が発見されました」
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