知床でのトドの駆除をユネスコが問題視 漁業被害額は年間2億円

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 7月26日、奄美・沖縄が世界自然遺産に登録された。そのおめでたいニュースをよそに、世界遺産を決めるユネスコ(国連教育科学文化機関)が日本を問題視していることをご存じだろうか。

 ユネスコの世界遺産委員会がトドの駆除について中止や縮小を検討するよう政府に求める決議を採択したのは7月23日のこと。場所は知床である。

 野生生物の保護や調査などを行っている「知床財団」の担当者が言う。

「世界自然遺産は登録されてからも、数年おきに保全状況を審査されます。...

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