日ハム、「中田翔」飲料カップを100円に値下げ “バナナの叩き売りか”と呆れるファン

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「正直ドン引きしました……。ただでさえ気持ちの整理がついていないファンが多いのに。こんな商品を見て私たちがどう思うのか、球団は分かっていないんでしょうね」。こう語るのは、熱烈な日ハムファンの20代女性である。彼女が札幌ドームで見たという“衝撃の光景”とは――。

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化けの皮が剥がれた“美談”

 電撃移籍から2週間。球界に激震を走らせた中田翔(32)の騒動は収まる気配がない。長嶋茂雄・終身名誉監督まで引っ張り出して、“美談”に仕立てようとした巨人であったが、

「“ミスターで騒ぎに封をしようという魂胆が見え見え”などと、かえってファン心理を逆なでする事態となってしまった。そんな批判を物ともせず、原(辰徳)監督は中田を、移籍翌日からこれまで6試合中5試合に『5番・一塁』で先発出場させるなど主軸を担わせています。が、結果は14打数2安打1本塁打、打率1割4分3厘と散々たるもの。“お荷物を押し付けられただけじゃないか”という批判も起きています」(巨人担当記者)

 謝罪会見を札幌で行わせず、中田を旅立たせてしまった日ハムへの批判も根強い。

「栗山(英樹)監督と原監督との“絆”という情に訴えかけて、責任をきちんと取らせないまま謹慎を解除した、球団首脳への批判が渦巻いています」(同)

数量限定の100円セール

 中田の“更生物語”が、どれだけ安っぽいものだったかを如実に語る光景が、札幌ドームで見受けられた。8月24日に行われたロッテ戦。冒頭の女性ファンが振り返る。

「プレイボール前に球場の売店でドリンクを買おうとした時のことです。主力選手の顔写真入りのリユースカップがプラス300円で販売していたのですが、大田泰示や中島卓也、王柏融と並んで、中田のカップがまだ売られていたのです。ところが…」

 たった100円で叩き売りされていたというのだ。

「“数量限定”って煽り文句まで入っていて唖然としました。そこまでして在庫処分したいのかと。もちろん、安いから記念にってファンも一部にはいるかもしれません。けれど、中田をずっと応援し続けてこんな結果になって苦しんでいるファンもいるでしょう。100円玉をかき集めるために、こんなさもしい商売をするのかと……」

 実は、このバナナの叩き売りのようなセールは、公式オンラインショップでも繰り広げられている。背番号6のレプリカユニフォーム8283円が2484円、応援軍手1100円が330円、チケットホルダー1430円が429円など、中田グッズはすべて70%オフだ。

「500円程度で買えた手頃なTシャツは、すぐに売り切れてしまったようです。巨人も早速、中田の初本塁打を記念したTシャツ、フェイスタオル、タンブラーなど11商品のグッズを販売して批判を受けています。他球団の関係者は“いくらなんでも節操がなさすぎる”とみんな呆れています」(前出・担当記者)

 目先のカネより大事なものがあるだろうに。

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