全盲のスイマー「木村敬一」が語る決意 「人が泳いでいるのを見たことがない」ハンディを強みに
前回のリオ大会では「もうこれ以上はがんばれない」というほどがんばったのに、金メダルには手が届かず。このまま日本にいてはダメだと、逃げるようにアメリカへ留学。そこで「泳ぐ楽しさ」に気づいた。全盲のスイマーは、今度こそ“一番”になることを誓う。「週刊新潮 別冊『奇跡の「東京五輪」再び』」より(内容は7月5日発売時点のもの)
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僕は2歳で視力を失いました。全盲の僕が泳ぐことで、「光を失った人間でもこれだけのことができるんだ」と多くの人に知ってもらえれば嬉しいですし、「パラリンピックに限らず、スポーツ自体の素晴らしさを伝えられたらいいな」と思っています。...