伊藤万理華が多動性ヒロインを演じる「お耳に合いましたら。」 ただの「メシ系ドラマ」と侮ることなかれ

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 チェーン展開する飲食店のメシ(チェンメシ)を熱く語るヒロインと聞いて、初めは「そんなものはバラエティでやっとけ」と思った。「お耳に合いましたら。」の話である。メシ系ドラマ乱発にもほどがあるテレ東ね。

 ところがだな、このドラマはグルメでも深夜のメシテロでもない。チェンメシはあくまでフック。漬物会社に勤めるヒロインがポッドキャストを始めて、仕事や人間関係のモヤモヤを言語化することで己の方向性が定まっていく成長物語であり、ある意味お仕事ドラマでもある。...

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