夏の甲子園で忘れがたい「奇跡のバックホーム」 決勝戦で大活躍した脇役列伝
今年で103回目を迎えた夏の甲子園大会。これまで深紅の優勝旗を手にしたのは、延べ99チーム(※第4回は米騒動、第27回は戦争、第102回はコロナ禍で中止)に上るが、その中には、決勝戦で意外な脇役が活躍し、チームを優勝に導いた“サプライズ劇”も少なくない。
背番号10の控え投手ながら、決勝戦の大舞台で一世一代の快投を演じ、見事優勝投手になったのが、1980年の横浜・川戸浩である。大会屈指の左腕・愛甲猛(元ロッテなど)を擁し、優勝候補の横浜は、決勝で早稲田実と激突した。...