「24時間テレビ」に漂う暗雲 目玉の「生徒が人生をやり直せる学校」は不運の連続
今日21日より放送される「24時間テレビ」(日本テレビ系)。メインパーソナリティーには人気急上昇中のKing & Prince(平野紫耀[24]、永瀬廉[22]、高橋海人[22]、岸優太[25]、神宮寺勇太[23])の5人を抜擢し、スペシャルドラマにはグループ人気No.1の平野を主演に持ってきた。これで今年も安泰と思いきや、ここにきて日テレ社内には不穏な空気が漂っているという。
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昨年にも増して新型コロナ感染は拡大しているため、今年の「24時間テレビ」の放送が過酷になることは、デイリー新潮「コロナ禍、東京五輪開催直後……それでも放送される『24時間テレビ』のスタッフはツラいよ」(8月18日配信)で報じた。
とはいえ「視聴率的にはそこそこいけると踏んでいた」と言うのは、日テレ関係者だ。
「メインパーソナリティーは、ジャニーズファンはもちろん幅広い女性層に人気があるキンプリです。『24時間テレビ』恒例のスペシャルドラマは大幅にテコ入れし、平野主演の学園ドラマにしましたからね」
SPドラマ初回の主演は森繁!
スペシャルドラマは80年の第3回から放送されているが、初回「機の音」の主演は森繁久彌と北林谷栄、脚本は倉本聰である。81年の「いのち・ひとつ」の主演は大原麗子で、原作は新藤兼人……なんだか重みが違うし、見たくもなってくる。だが、91年をもって一時中断した。
復活したのは97年の「勇気ということ」(主演・堂本光一、視聴率26・3%[ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同])で、以後ほとんどジャニーズが主演を務めるようになり、06年以降は一貫してジャニーズ主演だ。もっとも、歴代最高記録(数字が残っているのは97年以降)は、05年に阿部寛が主演した「小さな運転士 最後の夢」の視聴率26・6%である。
「チャリティー番組ですから、障害者や病に打ち勝った主人公のドラマが多かった。しかし、いくらジャニーズアイドルを主人公にしても、テーマが重く、数字が取れないことが少なくなかったんです。そこで、17年の『時代をつくった男 阿久悠物語』(主演・亀梨和也、視聴率25・6%)や、18年の『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語』(主演・中島健人、視聴率16・2%)、そして昨年の『誰も知らない志村けん 残してくれた最後のメッセージ』(主演・重岡大毅、視聴率22・6%)というように、エンターテインメント性のあるドラマを制作するようになってきたのです」
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