暴力問題の中田翔、裏カジノ経営者との“黒い交際”疑惑も 特別パスを発行して球場に招待
カジノ店経営で逮捕された人物との交際
後輩選手への暴力行為で無期限の出場停止処分を受けている日本ハムの中田翔(32)。今年1月、週刊新潮は中田と、裏カジノ店経営で逮捕された男性の“黒い交際”を報じていた。
(「週刊新潮」2021年1月21日号より再構成)
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侍ジャパンでも中軸を担ってきた中田だが、
「昨年末から、カジノ店経営で逮捕された人物との交際が囁かれているんです」
と、社会部記者が語る。
「昨年12月、愛知県警は大竹宏幸という38歳の建設会社社長を逮捕しました。賭博開帳図利の疑いです。大竹は名古屋の繁華街、錦でカジノ店『B』を経営し、客にバカラ賭博をさせていた。少なくとも1億1500万円の利益があり、この売り上げは暴力団の資金源になっていたとみられます」
年末、県警は大竹を詐欺で再逮捕した。
「大竹が3年ほど前から住んでいた名古屋市内のタワマンが知人男性の名義で借りられていたのです。月23万円の家賃は知人の支払い。大竹はこれらの取調べに黙秘を続けていますが、県警は大竹を暴力団にきわめて近い“密接交際者”とみて捜査を続けているのです」
世間から“反社会的勢力”と分類されても無理はない人物。この男こそが、中田の友だちと囁かれる人物なのだ。そんな二人の関係を示す“証拠”は、大竹のSNSに残されていた――。
飲食店で偶然…
掲載の写真のように、大竹はグラウンドで中田と記念撮影。疑惑の写真はこれだけではない。大竹氏は19年6月には、昨季日ハムの主将を務めた西川遥輝(はるき)選手(29)との2ショット写真も投稿しており、そこには、
〈日ハムの練習風景、中田選手、西川選手いつもありがとうございます〉
との一文が絵文字付きで添えられている。これはマズい、と球界関係者は言う。
「写真はナゴヤドームでの中日戦。セ・パ交流戦のときのものです。選手が家族や友人に発行する特別パスでしか入れない場所で撮られていますから」
つまり中田は、バカラ賭博の容疑者になる男を堂々と球場に招いていたわけで、
「しかもその人物は嬉々として親密さを滲ませている。03年に暴力団等排除宣言を行って以来十数年、プロ野球は暴力団関係者との関係を断つべく努めてきた。中田選手がやったのは、その努力を無にする行為です」
なお、大竹のSNSには、夜の蝶をはべらせたカットも多数あるが、肝心の、中田とはいかなる関係なのか。
日ハムの広報部曰く、名古屋入りした際、中田が西川を連れて行った飲食店で、偶然、中田の顔見知りの男性に会ったとか。男性と一緒にいた大竹とも挨拶し、
「男性に頼まれ、(大竹の)素性が分からないまま当球団にパス発行を申し出た。ナゴヤドームで写真撮影に応じたこと以外に、中田・西川両選手とも大竹なる人物と個人的な付き合いはなく、以後も関わりはないとのことでした」
その大竹、今年6月に無許可で自社社員を他社に派遣したとして、3度目の逮捕。得た利益の一部が、暴力団に流れていた可能性があるとして、警察が捜査を進めている。
プロ野球関係者が言う。
「もし捜査の結果、大竹と暴力団との関係が密接だったということが明確になれば、そんな人物と関係のある中田はさらに窮地にたたされる。球団は戦々恐々ですよ」
しかしなにより、
「1月に記事が出た時点で球団として、本人にもっと厳しい対応を取り、プロ野球選手としての自覚を促していれば、今回の暴力行為も防げたのでは」
いずれにせよ、ファンと称して近づいてくる“反社”を見分けて断ち切るのは難しく、今後もこの手の問題は球界を悩ます種となるだろう。