「雨上がり決死隊」解散 吉本が許せなかった「宮迫」の裏切りと「5時間半会見」の真相

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出来心でついた嘘がコンビの運命を

「加藤は会談の場でトップ2人の退任を求めたとされていますが、実際はハッキリとモノが言えなかったそうです。“何が言いたいのかよくわからなかった”というのが大崎会長の本音でしょう。加藤はその後、吉本と専属エージェント契約を結びますが、今年3月にそれを切られた。当初から想定されたシナリオでしたね」

 宮迫らが会見を開いた頃は、どちらかといえば吉本に対して世間は厳しい目を向けていた。そのため吉本側も簡単に反旗を翻していた芸人と縁を切るわけにはいかなかった。が、少しずつ「反体制側」に対する処分は進められていったというわけだ。このあたり、何だか映画「ゴッドファーザー」を想起させる流れなのである。

 雨上がり決死隊についていえば、冠番組のテレ朝系「アメトーーク!」は相方の蛍原徹プラスゲストによる司会進行スタイルがすっかり定着してしまっており、さほど宮迫待望論も盛り上がらなかった。このあたりも宮迫にとっては辛いところだったかもしれない。

 その「アメトーーク!」の特別編として、東野幸治らゲストを交え、蛍原と宮迫自らがコンビ解散を報告した。解散の経緯について蛍原は、宮迫がYouTubeをやり始めた時点から「複雑な気持ちがずっと続いていた」と心境を吐露したうえで、「雨上がり決死隊という屋号を外してしまったほうが、みんなスッキリ進むんじゃないかと。今年の4月に会って僕から解散しようと切り出した」と話した。

 他方で宮迫は「僕の至らなさがズレを生んでしまった。親よりも長い時間を過ごしている人に、自分の身勝手でいろいろやっていた」と後悔にも似た思いを打ち明けた。内容としては涙が混じりつつも終始明るく、二人の門出を祝うムードでいっぱいだった。それだけに、宮迫が出来心でついた嘘がコンビの運命を大きく変えたという事実にため息をついたファンも少なくなかったのではないだろうか。

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