コロナ禍、東京五輪開催直後……それでも放送される「24時間テレビ」のスタッフはツラいよ
東京オリンピックも開催され、甲子園では高校野球の熱戦が繰り広げられている。24日からはパラリンピックも始まるし、昨年と打って変わって今年はスポーツ中継が盛りだくさんだなぁ、というあなた、何かお忘れではないだろうか。チャリティーマラソンが目玉の「24時間テレビ」（日本テレビ）である。今年はほとんど話題になっていないけれど、例年通り放送されるのだ。
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今年は8月21、22日に放送される「24時間テレビ44 愛は地球を救う」。放送1週間前の15日に「24時間テレビ×鉄腕DASH King & Prince 豪華出演者（秘）企画解禁SP」が放送されたものの、いまひとつパッとしないような……日テレ関係者が言う。
「今年は東京五輪が重なったこともあり、事前の盛り上がり感は過去最低と言っていいかもしれません。コロナ禍で中止論も出た昨年のほうが、まだ話題性はあったと思います」
昨年は募金ランに
昨年は、東京五輪の延期が正式決定する直前に、日テレの小杉善信社長（現・副会長）が「どういう形になろうが必ずやる！」と宣言して「24時間テレビ」の放送は決まった。社内にPCR受診室を設置するなど異例とも言える厳戒態勢を組んだことは、デイリー新潮「『24時間テレビ』ウラ話 仰天の『コロナ対策』と『メインパーソナリティーの人選』」（20年9月14日配信）でも報じた。
「コロナ対策の一環として、昨年のチャリティーマラソンは公道を走らず、日産のテストコースをぐるぐる回る募金ランになりました。高橋尚子が率いる“チームQ”（土屋太鳳、吉田沙保里、陣内貴美子、松本薫、野口みずき）が、1周（5キロ）走る度に10万円を寄付するという企画でした。今年も昨年同様、募金ランで、King＆Princeの岸優太、元ラグビー日本代表の五郎丸歩、トリノ五輪女子フィギュアスケート金メダリストの荒川静香さんらのリレー形式で100キロ走ることが、15日夜放送の『ザ！鉄腕！DASH！！』でようやく発表されました」
15日昼に放送された「24時間テレビ企画解禁SP」では、マラソンについての情報は何もなかった。発表された企画は、ヒロミとSixTONES・ジェシーの「八王子リホーム」や、MISIAとピアニスト・紀平凱成、さだまさしによるチャリティーソング制作、平野紫耀と浜辺美波のドラマには篠原涼子が「ハケンの品格」みたいなキャラで登場……といった具合だった。なぜ、この番組で発表されなかったのか不思議だが、まだランナー全員が発表されたわけではない。
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