小室圭さんと眞子さまが「NY新婚生活」で浮上する大問題 皇太子の留学とは事情が違う

国内 社会

  • ブックマーク

イギリスでの天皇陛下

「天皇陛下は1983年から85年まで、イギリスのオックスフォード大学に留学されました。日本のように厳重な警備から解き放たれ、自由を謳歌された』という報道を覚えている方もおられるでしょう。しかし、『厳重な警備から解放され』という表現については、半分間違っています。留学当時は皇太子で、まさに未来の天皇陛下です。不測の事態を防ぐため、しっかりと警備が行われていました」

 FNNプライムオンラインは19年4月25日、「『プリンス・ナルヒト』に同級生ビックリ…警護担当が明かす皇太子さまイギリス留学秘話」との記事を配信した。

 この記事は、「Live News イット!」(フジテレビ系列・平日・15:45)が報じたもので、同番組は現地で警備を担当していたロジャー・ベーコン氏にインタビューを行った。

 それによると、ベーコン氏は天皇陛下の部屋の隣に住むことで、24時間の警備を担当。天皇陛下の部屋にはドアがなく、出入りにはベーコン氏の部屋を通る必要があったという。更に2つの部屋を繋ぐドアも鉄板で保護されており、完璧なセキュリティを実現していたとのエピソードを紹介した。

「日本政府は警備をイギリスに依頼していたわけですが、更に警察庁のキャリア官僚だった末綱隆さん(72)が在英大使館1等書記官として赴任されました。もちろん日本側の警備を統括するためです。末綱さんは天皇陛下から信頼され、後に東宮侍従長となりました」(同・記者)

誘拐事件も発生

 小室さんと結婚すれば、眞子さまは“民間人”となる。当時、皇太子だった天皇陛下に比べると、警備の陣容が軽くなる可能性は充分にある。

「とはいえ、何かあったら一大事です。実際、昭和天皇の第7子である島津貴子さんは、いずれも未遂とはいえ2回の誘拐計画が明らかになっており、うち1回は犯行グループが逮捕されました」(同・記者)

 1963年10月、貴子さんを誘拐し、身代金5000万円を要求しようとした男が逮捕された。

 10月27日の朝日新聞は「島津貴子さん誘かい図る 車で待伏せの二人逮捕 密告した一人とともに」、「身代金五千万円ねらう」と大きく報じた。

 記事によると、逮捕された犯行グループは3人。うち1人が読売新聞に情報を提供し、同社から警視庁に話が持ち込まれ、誘拐未遂事件容疑で逮捕に踏み切った。

 もう1件は1970年、新左翼の活動家が留置場から、後に連合赤軍を結成したメンバーへ貴子さんの誘拐を指示していたことも明らかになっている。

次ページ:「頭の痛い問題」

前へ 1 2 3 次へ

[2/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。