「氷川きよし kiiのおかえりごはん」が好評「68円の豆腐」を大量買いする庶民派な一面

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「ナチュラルに生きてごらん」

 料理の合間には、生活感が滲むトークが披露される。

 ラタトゥイユを作るときのコツとして、「トマトソースが散るから深い鍋の方がいい。白い服とか着てたら、ハイターに漬け込まなきゃいけなくなるから」とアドバイス。

 他にも、「ダイソーとかって300円くらいで観葉植物売ってて、全然100円じゃないじゃんって思うんだけど。そこで買ったクワズイモをちょっと大きめの鉢にいれて、大きくしてるんです」と語る。

「やる気が出ない日の、そうめんチャンプルー」の回では、「豆腐は何にでも使えるから良いね。68円の時は、喜んで5個くらい買うもん。やっぱり何でも安いのがいい。安くて良いものを買った時に、幸福感というか得した気分になれるっていうか。スーパーも安いときに買いましょうね、皆さん」と庶民的な一面をのぞかせる。

 さらに、歌手デビューする前には飲食店でのアルバイト経験があるそうで、「包丁持って移動する時は、『通ります』って言わないとね。バイト先でよく怒られてました」と明かした。その癖が抜けないのか、番組中にも何度か「通ります」と口にしている。

「疲れた日こそとことん手を抜くこと。疲れた日に頑張って料理をしちゃうと、せっかく家にいると疲れが取れないからね。疲れた日はもう頑張らなくていいからね。明日も自分らしく、ナチュラルに生きてごらん」と、料理を作り終えた後にはリスナーに優しく呼びかけている。

 先の週刊新潮の記事では、「20年経って、ようやく歌が楽しいと思えるようになった。今みたいに自分に素直に生きるようになってからはすごく幸せ。自分という存在が裸になっても、私らしく生きていればいいじゃない。より自分らしく生きることが大事で、そうなった時に本当に輝けるのだと思う」とも語っている。

 氷川にとって、料理番組が自分らしく輝く新たな場となっているのだろう。

デイリー新潮取材班

2021年8月17日掲載

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