ドラマ「ボクの殺意が恋をした」の撮影が7日間も中断 原因は技術スタッフのコロナ感染

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読売テレビの回答

「読売テレビはPCR検査を行った結果、感染者以外の番組関係者はすべて陰性で、濃厚接触者もいなかったそうです。そこで、陽性だった技術スタッフを総入れ替えして、撮影を再開するそうです」

 技術スタッフを総入れ替えしての撮影再開など、これまで聞いたことがない。

「連ドラに穴を空けることは御法度とはいえ、コロナ禍ですから仕方のないことでしょう。まあ、最低視聴率を記録している上、スタッフの感染が明らかになれば、日テレからドラマの話数削減という事実上の打ち切りを突きつけられた可能性もある。それを恐れて公にしなかったんでしょうかね……」

 読売テレビに聞いた。

――スタッフが感染したという事実はあるのでしょうか。

読売:事実です。

――感染したスタッフの方は、カメラマンや音声、照明といった技術スタッフと聞きます。他にも感染したスタッフはいるのでしょうか。

読売:8月3日から7日にかけて、カメラマンなど技術スタッフ4人の「陽性」が確認されました。ただし、保健所は、「陽性」が確認されたいずれのスタッフについても濃厚接触者はいないと判断しています。

――ドラマ撮影は一時中断したと聞きます。中断期間はいつからいつまでだったのでしょうか。

読売:1人目の「陽性」が確認された8月3日夜から10日まで撮影を休止しました。

――撮影再開に際し、感染スタッフを総入れ替えしたというのは事実でしょうか。

読売:「陽性」が確認された4人のスタッフは、撮影に参加しておりません。

――出演者の皆さんは濃厚接触ではないのでしょうか。また感染された出演者はいるのでしょうか。

読売:撮影現場では、マスク着用や距離をとるなどの感染対策は十分行っていました。保健所からは、出演者の皆さんも含めて濃厚接触者はいないと判断されております。

――今回のドラマスタッフの感染はなぜ発表されていないのでしょうか。

読売:「陽性」が確認された4人については、いずれも濃厚接触者がいないとの判断で、クラスターとされる状況にないこと、また、撮影は一時休止したものの、放送への影響がなかったことから、対外発表は控えさせていただきました。

 前出の日テレ関係者が続ける。

「読売テレビは今年4月6日には、大阪府警記者クラブに所属する報道局社員が感染したこと、併せて接触した可能性のある大阪府警記者クラブの消毒作業も進めていると発表しています。7月9日には、グループ会社の社員7名が陽性となった時も公表しました。報道という重責を担うテレビ局は、感染者が出たときには報道の義務があるという考えだったのだと思いましたが……」

「ボク恋」は主演の中川とヒロインの新木の恋愛模様がウリだけに、2人の密着シーンは多い。

「いまは出演者から感染者が出ないことを祈るばかりです」

デイリー新潮取材班

2021年8月16日掲載

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