幅寄せで4人を死傷させた建設会社社長 近隣住民が『ああ、やっぱりね』と言うワケ

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ここまでが俺の土地

 別の近所の住人がいう。

「増山家は、近隣地域での評判は最悪ですよ。というのは、増山容疑者の父親はトラブルメーカーとして知られていましたからね。もう20年以上前のことですが、増山家と隣接する他人の土地の一部を自分の土地だと言い張って奪い取っていたんです。登記簿謄本上の権利関係を全く無視してですよ、ブルドーザーを使って勝手に他人の土地を地ならしして、『ここまでが俺の土地だ』と。もう無茶苦茶ですよ」

 増山容疑者の父親は、近隣住民と計3件の土地トラブルを起こしている。

「増山工業の駐車場を増設するとき、他人の土地の一部を駐車場にしたこともありました。最初は、間違って駐車場にしてしまったと謝ったそうですが、結局それっきり。数年前に邦夫さんの父親が亡くなってから、土地を奪われた人が『私が固定資産税を払っているんだから、土地を返してくれ』と言っても、邦夫さんは知らぬ存ぜぬでしたね。結局、増山工業が土地を勝手に使っていますよ」(同)

 そのため、近所では増山家と付き合う人はない。もちろん、工事の依頼をすることも全くないという。

「父親も逮捕された邦夫さんも自分のことしか考えていない人ですからね、今回、増山容疑者が逮捕された時、近所の人は『やっぱり、起こるべくして起こった』『人の土地を奪ったから、天罰が下った』なんて言っていましたよ。私も同感です。どういう状況で幅寄せしたのかわかりませんが、事故を誘発したのに、車を止めないで逃げたわけでしょう。すぐに救急車を呼んでいれば助かったかもしれません。他人のことは全く考えない。彼の人間性をよく表していますね」

デイリー新潮取材班

2021年8月16日掲載

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