事件現場清掃人は見た 心が折れそうになった私を救ってくれた神主の言葉
孤独死などで遺体が長時間放置された部屋は、死者の痕跡が残り悲惨な状態になる。それを原状回復させるのが、一般に特殊清掃人と呼ばれる人たちだ。長年、この仕事に従事し、昨年『事件現場清掃人 死と生を看取る者』(飛鳥新社)を上梓した高江洲(たかえす)敦氏に、心が折れそうになった現場について聞いた。
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高江洲氏がこれまで手掛けた特殊清掃の仕事は3000件を超える。孤独死、自殺、事故死、殺人など、死因はそれぞれ違うが、遺族や大家の悲しみや怒りを聞かされると、いつも胸が張り裂けそうになるという。...