福原愛さん初告白に中国ファン大歓喜 「愛ちゃんはもう中国人」「こっちで彼氏見つけて」

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北京五輪で中国メディアに出演?

 混合ダブルスで宿敵・中国を倒して金メダルを獲得した後、中国のネット上では、伊藤美誠、水谷隼の両選手が試合中にインチキをしていたと主張するショート動画が出回った。一方、中国人の自分たちよりあくまでも“下位”に位置していた福原愛さんは、安心して歓迎できる存在だったのではないだろうか。実際、こんな類のコメントで溢れていた。

《中国人にとって愛ちゃんは娘と同じ。嫁ぎ先でいじめられて、故郷から助けてもらえず冷たくされているとは、ぞっとする》

《これまでの信用の蓄積だよね。過去の一挙手一投足が、投資と同じように今返ってきている。愛ちゃんを好きだという思いは、一朝一夕には崩れない》

《愛ちゃんは中国人にとって身内みたいなものだし、彼女もその気持ちに応えてくれている。肉親ではないが肉親にも勝るというものだ。親不孝の台湾野郎と比べたら、愛ちゃんを信じるに決まっている》

 コメント欄は、“愛ちゃん礼賛”一色と言っていい。

《中国に移住しなよ。俺は抗日分子だが、愛ちゃんのことは受け入れる》

《こっちで彼氏を見つけたら良いよ。今の愛ちゃんは、昔よりさらに可愛くなった》

《中国大陸で愛する人を見つけなよ。死ぬまで幸福でいられるよ!》

《愛ちゃんは中国人が一番好きな日本人》

《愛ちゃんはもう中国人だよ》

 これから半年後の来年2月4日には、冬の北京五輪の開幕が控えている。インタビューでも福原愛さんは「是非見てみたいです」と語っており、看看新聞は「2022年の冬の北京五輪でまた会いましょう!」と動画タイトルを付けた。日本での名誉挽回が難しいようであれば、冬の北京五輪に向けて中国メディアに軸足を移していくことは、十分考えられる。

 不倫疑惑や離婚騒動をめぐって日本でバッシングを受けるなかでも、中国ファンは福原愛さんを一切否定せず、「あなたは正しい」と肯定し続けた。福原愛さんの気持ちが中国寄りになっても不思議ではないだろう。

西谷格(にしたに・ただす)
1981年、神奈川県生まれ。早稲田大学社会科学部卒。地方新聞「新潟日報」の記者を経て、フリーランスとして活動。2009~15年まで上海に滞在。著書に『ルポ デジタルチャイナ体験記』(PHPビジネス新書)など。

デイリー新潮取材班編集

2021年8月10日掲載

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