韓国の五輪、スポーツクライミングも開会式の移動経路も代表ユニフォームも「旭日旗」認定という難癖オンパレード

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開会式の移動経路も「旭日旗」認定

 韓国側が東京五輪に関し、旭日旗を問題視するのはこれが初めてではない。開会式時に入場行進した選手たちのために移動経路が作られたのだが、それについても、「超大型の旭日旗を形象化したのではないか」と韓国メディア各社がこぞって報じていた。

 空中写真では、中央に大きな円形のスペースが設けられており、そこから放射線状に人員が配されているように見える。これが「中央の大きな円とその円に向かって複数の方向から直線的に集まる形は、旭日旗のパターンと同じである」「全世界の選手一人ひとりを集め、大旭日旗の形を作ったという疑惑だ」と指摘されたのだった。

 加えて、ゴルフ代表などのユニホームに旭日旗を模したデザインを使用していると難癖もつけていた。今回の五輪は無観客に終わったため、観客らが会場内に旭日旗を持ち込むことはなかったが、これが有観客であれば連日、議論が繰り広げられていたことだろう。

 韓国の“旭日旗センサー”は優れ過ぎているのか、はたまた故障しているのか……とにかくイチャモンが多すぎる。日本側の行動に対し逐一アラ探しをし、放射線の形状が確認された途端、反射的に旭日旗と指弾する。五輪は閉幕してもパラリンピックが続く。そこでまた新たな旭日旗騒動が巻き起こる気がしてならない。

羽田真代(はだ・まよ)
同志社大学卒業後、日本企業にて4年間勤務。2014年に単身韓国・ソウルに渡り、日本と韓国の情勢について研究。韓国企業で勤務する傍ら、執筆活動を行っている。

デイリー新潮取材班編集

2021年8月10日掲載

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