韓国が始めた前代未聞の竹島ライブ配信、「強盗日本」「久々に政府は良い仕事をした」の声

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気象状況によっては入島することができない

 日本人が竹島に入島するにはパスポートの提示はもちろんのこと、人定調査書まで韓国側に提出しなければならない。韓国側は実効支配中なのをいいことにやりたい放題を尽くしてきたわけだが、よりにもよって今回は「竹島のライブ配信」を始めたのだった。羽田真代氏によるレポート。

 韓国の海洋水産部は今月6日から「独島総合情報システム(https://www.dokdo.re.kr/)」を通じ、竹島の姿をライブ配信することを明らかにした。

 独島総合情報システムは、竹島を名目上所有する海洋水産部の委託によって2008年から海洋学科技術院が運営を行っている。この海洋学科技術院はホームページで竹島の学科・歴史・一般情報など、自国民がこの島への関心を高めるべく、サービスを提供している。

 これまで、竹島の姿について動画などを通じてリアルタイムで確認できるサービスが提供されたことはなかった。そもそも、観光客が鬱陵島から87.4km・約90分をかけて竹島を訪問しても、気象状況によっては入島することができない。その場合は島周辺を船で旋回するそうだが、仮に入島できたとしても約40分という短い滞在時間が許されるだけで、竹島の多様な姿を見せるには限界があった。

 これを受け、海洋水産部は竹島の様々な魅力を国民に紹介し、訪問客の便宜及び安全管理を強化するために昨年からその映像を提供するシステムの導入を進め、このほど公開するに至ったというわけだ。

韓国の議員も当選したらまず訪問しろ

 かの国の海洋領土課長は韓国メディアの取材に、「独島のリアルタイム映像を通じて国民に韓国の海洋領土の大切さを知らせることはもちろん、観光資源としての独島の価値を広く知らせることができるようになることを願う」と答えている。

 これに対し外務省の船越健裕アジア大洋州局長は、キム・ヨンギル駐日韓国大使館次席公使に電話で「竹島は歴史的事実に照らしても、国際法上も、明らかに日本固有の領土だ。今回の韓国の対応は到底受け入れることはできず、極めて遺憾」だと抗議し、ライブ配信を中断するよう伝えた。

 独島総合情報システムにアクセスすると、トップページに「独島LIVE(東島から眺める西島)/(西島から眺める東島)」というアイコンが設けられている。

 ライブ配信を覗いてみても、西島にはただの岩の塊が、東島には港が映し出されているだけで、当然ながら何も起こらず、何とも静かな映像である。

 竹島のライブ配信関連記事に寄せられた韓国人のコメントを見ると、「大統領をはじめ政府高官が年に1度か2度、独島を訪問して独島警備隊を慰労すればいいのに」「日本猿たちがまた騒いでいる」といったものが並んでいた。加えて、「五輪のホームページに堂々と独島を表示した強盗日本。日本の外務省の要求を受けいれてライブ配信を中止すれば、独島に対する権利を放棄したも同然だ。奴らは周辺国が反対していても戦犯者が祀られている靖国神社に参拝しているんだ。韓国の国会議員らも当選したらまず独島から訪問しろ!! 海洋水産部は今回、久々に仕事をしたようだ」などという意見も寄せられていた。

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