「メダルを手に入籍できれば」 レスリング「向田真優」婚約中のコーチが語る
“霊長類最強女子”と称された吉田沙保里が君臨した階級といえば、レスリング女子53キロ級だ。2019年11月、本誌(「週刊新潮」)は同階級の東京五輪代表で“ポスト吉田”の誉れ高い向田真優(むかいだまゆ)(24)の“純愛”を報じた。
吉田や伊調馨が輩出した名門・至学館大学。当時、向田は女子レスリング部のキャプテンだった。
コーチを務めていた志土地翔大(しどちしょうた)氏(34)と彼女が恋仲となったことが部内で問題となり、志土地氏はけじめをつけるようにして辞任。その後ほどなくして二人は婚約したのだった。
「今は、体重調整をしながら、都内の高校のレスリング場で練習をしています」
と明かすのは、向田の試合を前に取材に応じてくれた志土地氏ご当人である。
狙いはもちろん金メダル。代表入りを決めた19年世界選手権では惜しくも準優勝だったが、その時に敗れたのは北朝鮮の選手だった。かの国はコロナを理由に東京五輪を欠場している。
「自身の力が出せれば金メダルを獲得できるレベルにあると思いますが、当然ながらどの選手も実力があるので、油断はできません」
それはそうと、大一番を前に肝心の入籍は済ませたのだろうか。
「まだ婚約中です。ご両親、ご家族あっての真優だと思いますので、“向田”真優として金メダルを獲ってほしいんです。五輪後、できればメダルを手にして入籍できれば。日どり? 決まってません。今は五輪にのみ集中してほしいので」
もっとも、既に同棲状態にはあるという。
「コロナ禍においては、練習のスケジューリングがスムーズに進められるという良い面もあるのかなと。日本レスリング協会強化委員会所属のコーチとして、また婚約者として公私共に彼女を支えているつもりです」
愛は勝つ?