【東京五輪】海外「ママアスリート」赤ちゃんの悩み 大量の冷凍母乳を準備した選手も
14リットルの母乳を冷凍
他にも子連れを断念したアスリートがいる。
アーチェリーのイギリス代表、ナオミ・フォルカード選手は、5か月の娘・エミリーをイギリスに残してきたのだが、彼女が「娘は寂しがらないでしょう」と言うのには、ある理由があった。
「15日分、14リットルの母乳を準備したから、娘は大丈夫でしょう」
ナオミ選手は、出発までの間、こつこつと準備をしてきたようで、6月9日には冷凍庫いっぱいに母乳を入れた容器が詰められている写真を投稿した。
「1か月間、夜遅くまで搾乳をしたから、最低目標の75袋分の母乳の約3分の2まで準備することが出来た。冷凍庫の引き出しがいっぱいだから、新しいものを準備しないと」
惜しくも予選敗退となったナオミ選手は既に帰路についており、娘との再会を心待ちにしているようだ。
次の五輪では、ママアスリートにこうした苦労がないことを願うばかり。
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