貯金1億円超え!のアンガ田中 15年間気持ち悪いと言われ続けた男が第2の出川哲朗に

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出川にない頭の良さ

「なんとなく毛嫌いされるタレントでしたが、バラエティでイジられたり、天然ぶりが面白がられるようになり、キモいけど面白い芸人に変化。さらにここ数年は、キモいけど可愛い“キモかわ”芸人になってブレークしました。今や評価はうなぎ上りです。実は、彼には本当の意味で嫌われる、態度が生意気であるとか、嫌味な物言い、性格が悪い、攻撃的といったところがないんですよ」

 17年に放送された「深夜でロンドンハーツ」(テレ朝)で、その一端が紹介されたという。

「“スタッフ166人が現場で感じた嫌われ系芸人リアル好感度GP”という企画で、世間から嫌われているという芸人と仕事をしたスタッフの声をまとめたもので、この時、好感度1位を取ったのが田中でした。タクシー乗り場で車を譲られたとか、売れても地元広島のローカル番組の出演を続けてくれるとか、スタッフからはキモキャラどころか、感謝の声が溢れていました。ですから、どんな番組でも対応できるマルチ芸人として、バラティ番組では芸人はもちろん、スタッフにも人気があるんです」

 田中とキモキャラ上位を争う出川哲朗(57)も、今や冠番組を抱える人気タレントとなっている。

「2人とも、キモいイメージを受け入れ、それを活かしてバラエティ番組で自分のキャラを際立たせてきました。キモい芸人として体を張って、イジられて笑いを取るところは一緒です。もっとも、出川はすでに“大物”になったこともあり、その代役的に田中が起用されることもあります。田中はまだまだ体も張りますし、出川よりもトークスキルがありますからね」

 なにせ田中は、国立広島大学工学部卒の理系男子である。

「バラエティでは笑いの計算ができるし、自分の役割が分かっているので、MCほか共演者に認められています。クイズ番組や、情報番組のコメンテーターなど、活躍できるフィールドも広い。『バイキングMORE』(フジ)でも、庶民的な目線での発言や的確な指摘など、出川にはない頭の良さが武器になっています。今やキモかわ芸人の頂点に立った田中、出川を超える日が来るのかもしれません」

デイリー新潮取材班

2021年7月27日掲載

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