“医師が選んだ市販薬”はいい薬?――薬剤師が教える情報活用術

ドクター新潮 医療

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 雑誌の特集などで時々目にする、「医師が選ぶ市販薬」という企画。「医師が選ぶ病院」ランキングなどと同様、医者が選ぶなら間違いないだろう、そう考える人は多いはずだ。

 確かに、成分や用量など客観情報にせよ、副作用など企業が公表したがらない情報にせよ、これまで大多数が頼りにしてきたのは、マスメディアを介した製品評価だった。しかし、こうした類いの記事に対して、医療関係者の評判は決してよいものではないという。

 自身、市販薬に関する情報発信に携わる薬剤師の久里建人氏はこう語る。...

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