事件現場清掃人は見た 家族を捨て孤独死した「80代父親」を娘は最後になぜ許したのか
孤独死などで遺体が長時間放置された部屋は、死者の痕跡が残り悲惨な状態になる。それを原状回復させるのが、一般に特殊清掃人と呼ばれる人たちだ。長年、この仕事に従事し、昨年『事件現場清掃人 死と生を看取る者』(飛鳥新社)を出版した高江洲(たかえす)敦氏に、孤独死した80代男性の遺族について聞いた。
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高江洲氏は、孤独死した人の遺族から、身の上話を聞かされることがあるという。今回ご紹介するケースは、今でも忘れられない、亡くなった80代男性の娘の話である。...