松本人志“争奪戦”がフジとTBSで勃発 テレビ界は「松本頼み」で影響力も拡大へ

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ネタ・コント番組のブーム

「日テレは『有吉の壁』(水・19:00)をヒットさせました。フジは『新しいカギ』(金・20:00)をゴールデンで放送し、TBSは10月から『ザ・ベストワン』をスタートさせます。いずれも複数のお笑い芸人が出演し、ネタを見せるという内容は一緒です」(同・スタッフ)

 ダウンタウンのうち、特に近年の松本は「M-1グランプリ」では審査員、「IPPONグランプリ」では大会チェアマン、「人志松本のすべらない話」では“主催者”という位置づけで、彼のコントを放送する番組は皆無だった。

「さすがに、かつてのカリスマ的人気は薄れており、ネット上では『つまらない』という声も目立っています。とはいえ、依然として松本さんはお笑い界の頂点に君臨し、笑いの神と尊敬されています。TBSは6月に『キングオブコントの会』を放送し、松本さんのコントを20年ぶりに放送しました。これもお笑いブームの中、松本さんのコントを久しぶりに視聴者に見てもらおうと考えた企画でした」(同・スタッフ)

 フジテレビとTBSが“松本争奪戦”を繰り広げる中、一歩引いた形になっているのは日本テレビとテレビ朝日だ。

松本人志の影響力はアップ!?

「日本テレビはダウンタウンのレギュラー番組を持っています。何よりも『笑ってはいけない』シリーズがあるのが最大の強みでしょう。もう充分という判断ではないでしょうか。明石家さんまさん(66)、内村光良さん(56)、有吉弘行さん(47)といった売れっ子の番組も、しっかり持っているのはさすがです」(同・スタッフ)

 一方のテレビ朝日は「出入り禁止伝説」が存在する。テレ朝と吉本興業の上層部が揉め、ダウンタウンの出演禁止が決まったという内容だ。松本本人も認めてはいる。

「真偽のほどは分かりませんが、松本さんはABCが制作している番組にしか出演していません。実際、これだけ番組制作が行われていないと、松本さんと話ができるスタッフはテレビ朝日にはほとんどいないのではないでしょうか」(同・スタッフ)

 いずれにしても、テレビ界における松本の“影響力”は今後、ますます強まるという。

「今後もレギュラー番組や、特番の出演依頼は増えると考えられます。松本さんがやりたいと考えていた企画が放送されることも目立っており、テレビ業界で“松本人気”は全く衰えていません」(同・スタッフ)

デイリー新潮取材班

2021年7月26日掲載

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