「仲野太賀」コロナ感染に震え上がるテレビ局 目下の心配は五輪キャスターとキンプリ

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「24時間テレビ」にも波及

「本来第3話を放送するはずだった7月23日は、東京五輪の開会式ですが、TBSに放送予定はありません。TBSが五輪を中継するのは翌週30日です。仲野は2週間後には戻ってくるはずですから、8月6日から放送再開することも可能だったでしょう。それでもスケジュール的にギリギリとなるので、大事をとって約1カ月の猶予を設けたということでしょう」

 昨年のコロナ禍では、各局が撮影困難に陥り、放送中断も相次いだ。今年は感染対策も完璧で、撮影も順調に進んでいると思われた。しかし、現場の危機感は昨年以上だという。

「今年、東京では20代、30代の若い人の感染が50%以上を占めるようになっているので、スタッフはとにかく神経を使っています。普段からマスクをしていても、ドラマは本番ではマスクを外さなくてはなりませんし、アクリル板も立てられません。どんなに気をつけていても、感染リスクは減りません。万が一、出演者がコロナに感染しても、穴を空けずに放送するためには、最低でも2週間の余裕を持ったスケジュールで進行しないとダメでしょう」

 例えば、4月クールに放送した『恋はDeepに』(日テレ)は、主演の石原さとみがコロナに感染した。

「彼女の場合、2月4日に感染を発表し、それから2週間撮影がストップしました。実は、日テレは最悪のケースを想定して、4月クールのドラマを1月にクランクインしたそうです。もっとも、彼女の次の作品のスケジュールが決まっていたため、ずれ込ますことができず、9話が最終回になってしまった。ですから、苦肉の策の特別編は、彼女がほとんど主演しない、総集編のような内容になったそうです」

 目下、心配のタネは五輪中継だという。

「五輪中継は生放送ですからね。キャスターが感染したら、代役はいませんからね。日テレは、その後に放送される『24時間テレビ』についても心配しているでしょうね」

 8月21、22日に放送される今年の「24時間テレビ 44」は、メインパーソナリティをKing & Princeが務める。

「昨年はコロナの心配もあって、1グループではなく、井ノ原快彦を中心に増田貴久(NEWS)、北山宏光(Kis-My-Ft2)、岸優太(King & Prince)、重岡大毅(同)の選抜制にしたのですが、今年はキンプリのみ。メンバーが1人でも感染したら、全員が欠席になる可能性もあるでしょう。しかも、リーダーの岸優太(25)は、『ナイト・ドクター』(フジテレビ)、永瀬廉(22)は朝ドラ『おかえりモネ』(NHK)に出演中です。どちらも出演者が多いので、感染のリスクはある。また平野紫耀(24)も、『24時間テレビ』内の主演ドラマ『生徒が人生をやり直せる学校』の撮影中。彼は教師役ですが、学園ものだけに若い役者が多いのも心配だそうです」

デイリー新潮取材班

2021年7月23日掲載

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