「奥様は東京藝大生」 妻との日常は驚愕エピソード満載 “天才たち”の知られざる生態
累計40万部を突破したノンフィクション『最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―』(二宮敦人・著)は、社会現象にもなった前人未到、抱腹絶倒の探検記。その出発点はアパートの一室だった。二宮氏が小説を執筆するそばで、木屑を飛び散らせながらノミに木槌を振り下ろし、巨大な木の塊から陸亀を掘り出す妻。草木も眠る深夜、無人の書斎で全身に半紙を張り付けて自身の「型」をとる妻。芸術とは縁が薄いと自認していた二宮氏は、学生結婚した妻(東京藝大生)のふしぎな生態に激しく興味を掻き立てられ、秘境探検を決意する。...