秋の衆院選「林芳正圧勝・河村建夫惨敗」と「銀座3兄弟の復党」で自民党ボロボロのシナリオ
20ほどの接戦区で与党候補が競り負ける
佐藤氏が就任会見で「過ぎたるは及ばざるが如し」と言ったこと、そして、橋本首相が参院選の芳しくない開票速報を見つつ紫煙をくゆらせて「クソ」とこぼすシーンも、その後しばしばテレビで流された。「過ぎたるは及ばざるが如し」については、本来の意味と違って佐藤氏独自の解釈により、「過ぎたことはもういいじゃないですか」と伝えたかったようだ。
「最近の人たちは忘れやすいので、去年の出来事なら銀座3兄弟もまだ救われたかもしれませんが、今年の話ですからねぇ。仮に3人を復党させた場合、コロナもそんなに収まっていないでしょうから、自公への逆風が猛烈に吹く可能性があり、20ほどの接戦区で与党候補が競り負けるのではと言われています。また、全員が復党を許されず無所属で出馬した場合も、大塚、田野瀬の両氏は箸にも棒にも掛からず、松本氏は善戦するものの最終的には落選するだろうと見られています」
復党したら他の20ほどの候補に迷惑がかかるだろうから、自殺行為に他ならないというわけだ。
「そうですね、ワクチン接種が飛躍的に進み、万事好転するというのが菅首相の目論見でしたが、それに暗雲が垂れ込めていて、ただでさえ自公で30議席以上が吹っ飛ぶかもしれないと言われています。そこからさらに20議席も減らせば菅首相は総選挙後の総裁選には出馬できないでしょう」