阪神ファンの苦い思い出…「歴史的V逸」を決定づけた“痛恨の試合”という黒歴史

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 2005年以来16年ぶりのセ・リーグ制覇が期待される阪神だが、ここに来て最大8ゲーム差をつけていた巨人の猛追を受けて、尻に火がついてきた。過去にも優勝目前まで行きながら、一度ならずV逸に泣いた阪神。その中には、「あの試合に勝っていれば優勝だったのに……」と虎党を嘆息させた“痛恨の試合”も少なからずあった。

 まずは、残り2試合で1勝すれば優勝と王手をかけながら、中日、巨人に連敗し、川上巨人の逆転V9を許した73年。

 この2試合は、0対9と完敗したシーズン最終戦、10月22日の巨人戦は論外として、2対4で敗れた2日前の中日戦も、心情的に巨人に優勝させたくない中日の先発・星野仙一が、打たせるつもりで真ん中に投げたのに、阪神の各打者は力んで凡打の山。...

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