熱海土石流、崩落現場に‟大量の産業廃棄物“ 自分は悪くない――盛り土業者の言い分
以前からトラブルが頻発
7月3日に静岡県熱海市を襲った土石流の大部分は、届け出を大きく上回る量の“盛り土”だった。処理を行ったのは、前所有者である神奈川県小田原市内の業者。さらに、土石流の中には大量の産業廃棄物が含まれていたことも明らかに。現在“雲隠れ”している当の社長が取材に答えた“言い分”とは――。
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8日、静岡県は今回流れ出た土砂の総量が約5万5500立方メートルだったとの分析結果を公表。盛り土を行った業者は、熱海市に「残土処理」の名目で盛り土を約3万6千立方メートルとする届け出をしていたが、実際には1.5倍の約5万4千立方メートルにのぼっていたのだ。...