永野&戸田「ハコヅメ」好発進 日テレ勝利の方程式で次に起用される朝ドラ女優の名

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朝ドラ直後の抜擢

 朝ドラは平日に毎日放送されるため、ヒロインのイメージが女優に染み付く。これまで、ヒロインをやった女優は次のテレビドラマの仕事まで時間をおくのが鉄則と言われていた。

「それは昔の話です。特にここ数年の日テレは、朝ドラのヒロインが発表されると、ドラマがスタートする前に、女優の所属事務所に連ドラのオファーを出しているそうです。民放にとって朝ドラは、前もって女優の大宣伝をしてくれるようなものですからね。一方、マネジメントをしている事務所にとって朝ドラは、女優の顔を売るためにギャラを度外視して出演させています。以前と違って、朝ドラ放送後の仕事が確約できるため、快くオファーを受けてくれるようになっています」

 どんな女優がいるのだろうか。

「13年後期『ごちそうさん』の杏(35)は、3月末に朝ドラが終了して、4月期の連ドラ『花咲舞が黙ってない』に主演しました。平均視聴率は16・0%と好調だったため、翌年7月期には第2シリーズも放送されました。15年後期『あさが来た』の波瑠(30)も、休暇を取らずに民放ドラマに登場させたのは日テレでした。4月期の『世界一難しい恋』です。嵐の大野智が主演のラブコメディで、大野演じるこじらせ男子が片思いするヒロインを演じています」

 まだいる。

「16年前期『とと姉ちゃん』の高畑充希(29)は、翌17年7月期の『過保護のカホコ』で、さらには19年10月期『同期のサクラ』でも主演を果たしています」

 もちろん、朝ドラのヒロインを狙うのは日テレだけではないが、特にその戦略は顕著のようだ。それが証拠に――。

「今年10月期は、『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』というマンガ原作のドラマで、弱視という障害を持つヒロインとヤンキー男子のラブストーリーが放送予定です。ヒロインを演じるのは、5月まで『おちょやん』のヒロインだった杉咲花(23)」

 おちょやんがラブストーリーに。朝ドラの後、日テレドラマというのが、成功パターンになっているようだ。

デイリー新潮取材班

2021年7月14日掲載

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