熱海土石流、生き延びた人々が語る前日の“異変”と現場の惨状 「もし屋根が割れていなかったら…」

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 7月3日に静岡県熱海市伊豆山(いずさん)で起きた土石流災害。死者は10名に上るが、なかには命からがら助かった住民も。彼らはどのようにして生き延びることができたのか――

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 土石流に蹂躙された伊豆山地区では、まさしく生死を分ける恐怖に晒された住民も少なからずいる。

 ダイビングショップ「熱海いずさんマリンサービス」を経営する大久保衛さん(62)が振り返る。

「私の家は土石流が流れたラインのすぐ東側に建っています。3日は仕事が休みでゆっくりお茶を飲んでいたら、10時半ごろにガラガラと雷みたいな音が聞こえてきました。...

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