「サウナブーム」ドラマ「サ道」シーズン2開始でますます熱狂 企業では「サウナ部」が続々設立

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異業種のサウナ部と「ALLIANCE」を結成

 岡本さんがすごいのは、社内に部を立ち上げるだけでは飽き足らず、他社の「サウナ部」と提携し「連合」まで作ってしまったことだ。岡本さんの呼びかけで、19年4月に7社で結成された「JAPAN SAUNA-BU ALLIANCE」の参加企業は、今や70社にも達する。

「ベンチャー企業から大企業まで、さまざまな業種が参加しています。昔はビジネスのコミュニケーションツールといえば、ゴルフや麻雀だったんでしょうが、今やサウナもそれに加わったんだと実感しています。定期的にイベントを開催しているのですが、情報交換を行う中でコラボレーションが実現したり、商談につながるケースも増えています」

 まさに空前のブーム到来だが、若者たちが大挙することで弊害も生じているという。

「ドラマで取り上げられた施設は観光名所化してしまい、サウナ室には行列が出来るほどです。頻繁に人が出入りすることでサウナ室の温度が下がり、水風呂の温度は逆に上がってしまい、古参サウナーたちは顔をしかめています」(前出の池田さん)

 果たして、このブームはどこまで続くのか――。

デイリー新潮取材班

2021年7月11日掲載

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