「ロッテHD」社長に就いた「玉塚元一」 「ファストリ」「ローソン」では実績残せず 三度目の正直なるか
スキー仲間
泥沼のお家騒動が続く「ロッテグループ」。その中核である「ロッテHD(ホールディングス)」が6月末の株主総会で社長交代に踏み切った。創業一族の重光昭夫会長兼社長が会長職に専念、鳴り物入りで玉塚元一氏が新社長に就任したのだ。「プロ経営者」として知られる玉塚氏は、山積する難題をクリアできるだろうか。
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玉塚氏は慶応大学を卒業後、旭硝子に入社し、米国留学でMBA(経営学修士)を取得。その後、日本IBMを経て、「ファーストリテイリング」や「ローソン」でトップを務めたが、ともにわずか3年で退場せざるを得なくなった。...