不死鳥「原田龍二」 元女優で糟糠の妻とCM共演で、今度は“タレント夫婦枠”に参入か

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しでかす夫とその妻

「2人は10年の交際を経て01年に結婚しましたが、当時は新妻は芸能界とは無縁の“家事手伝いの一般女性”と発表されましたからね。奥さんは鎌江愛という名で、『愛し合ってるかい!』(89年、フジテレビ)や『NIGHT HEAD』(92年、フジ)といったドラマに大きな役ではありませんが出演していました。原田がドラマデビューした『キライじゃないぜ』(TBS)で、共演したことが出会ったきっかけだそうです。ですから彼女は、原田のことをデビューのころからずーっと見てきた、糟糠の妻というわけです」

 ちなみ「キライじゃないぜ」は92年に野村宏伸主演で放送された、学園バイオレンスドラマだ。問題児を“収容”する刑務所のような学校で奮闘する新任教師を描いた。原田はもちろんケンカ最強の生徒役で、鎌江の他、山本太郎、河相我聞、相田翔子らも同じ生徒役として出演した。ちなみに学園で恐れられる鬼教師を演じたのが、元ブラックエンペラー総長の宇梶剛士だった。民放プロデューサーは言う。

「原田と宇梶は、19年にヤマカンのCMでも共演していました。この会社、よほど心が広いのかもしれません。そして新たに目を付けたのが、妻の愛さんというわけです。今回の会見でも原田について、『基本的に優しく、面白い』と持ち上げつつも、『でも、ウラの顔があったということですね』なんて落としてみせました。2年前の『原田、アウト!』にしても、何がウケるかわかっているのかもしれません。今回のCMを機に、俄然注目されているのが“タレント夫婦枠”なんです」

 タレント夫婦とは、おしどり夫婦に始まり、鬼嫁、ダメ夫といったテーマの企画に、夫婦揃って呼ばれる夫婦のことなんだとか。

「勝新&中村玉緒さんのように、しでかす夫とその妻という組み合わせは、古くから人気があるんです。とはいっても、芸能人同士の夫婦は多いものの、一緒に出たがらない夫婦は多い。そうした中で、バラエティでも共演OKの夫婦は貴重です。元祖は中尾彬&池波志乃夫妻でしょうか。西川きよし&ヘレン夫妻、野村克也&“サッチー”こと沙知代夫妻もブレイクしましたね。夫婦揃うと面白い、新しいキャラが見られるタレントが、この枠を支配するんです」

 最近では、佐々木健介&北斗晶、本並健治&丸山桂里奈、ジャングルポケットの太田博久&モデルの近藤千尋などが挙げられるという。

 この中で原田龍二&愛夫妻は活躍できるのだろうか。

「不倫ネタを持つ原田と数十年ぶりに芸能活動を再開する妻という話題性がまずありますし、不倫夫を支える糟糠の妻、加えて“アウト”宣言もできる鬼嫁の一面……どんな夫婦なのか興味は持たれていると思います。奥さんのトークスキルはどの程度なのかはまだ分かりませんが、最初は『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)が手を出すのではないでしょうか。ここで、ぶっちゃけトーク、クセの強さなど、どこまで演じられるかが、タレント夫婦枠入りのポイントだと思います。奥さん次第でブレイクも可能ですよ」

 不倫夫枠には、宮崎謙介&金子恵美がいたけれど、もう危ういかも。

デイリー新潮取材班

2021年7月4日掲載

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