「肺がん患者」と「腸内フローラ」の意外な関係 最新研究を角田卓也・昭和大教授が語る
「風が吹けば桶屋が儲かる」の喩えのごとく、一見、無関係な事柄に意外な相関関係が見つかることは珍しくない。例えば2018年、森永製菓がロングセラー「チョコフレーク」の販売中止を決断した背景には、スマートフォンがあったという。指に油分が付着するスナック菓子とスマホの普及率に、反比例の関係が隠れていたのだ。
今回、肺がん治療と腸内フローラという医療の上では全く別のフィールドに注目したのは、30年以上、がん免疫療法を研究してきた昭和大学医学部腫瘍内科の角田卓也教授である。...