カトパンの古巣「フジ」はあらゆるジャンルを網羅 民放女子アナの結婚相手を調査

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 先日、“カトパン”こと元フジテレビアナウンサーの加藤綾子(36)が結婚したと報じられた。お相手は一般男性と報道されたが、フタを開けてみれば、年商2000億を誇るスーパーマーケットチェーンを経営する39歳の御曹司であった。

 フジの女子アナの結婚相手といえば、有名人や著名人が多いイメージがある。実際はどうなのか。他局アナの状況と比較して分析してみた。

 まずは日本テレビからだ。現職の女子アナで既婚者は8人いるが、結論をいえば堅実派ばかりである。テレビ局関係者との結婚が5人に、大学時代の知り合いが3人。例をあげると前者では徳島えりかアナ(32)が、後者には鈴江奈々アナ(40)があたる。

 逆にOG組は有名人・著名人との結婚が目立つ。夏目三久(36)がお笑い芸人の有吉弘行との電撃婚を発表して世間を驚かせたのは記憶に新しい。同じ芸能関係なら、松本志のぶ(52)の夫は作曲家で音楽プロデューサーの岩代太郎である。

 プロ野球選手を夫に選んだのは3人。大神いずみ(52)と元木大介(現・読売コーチ)夫婦を筆頭に、小野寺麻衣(45)と高橋由伸(元・読売)、そして柴田倫世(46)と松坂大輔(現・埼玉西武)の3組がいる。森麻季(40)は現・メジャーリーガーの澤村拓一と11年に結婚したものの、わずか2年で離婚してしまった。その後、彼女は17年に会社の経営者と再婚している。

 TBSも現役組は堅実派が目立つ。既婚者11人のうち、9人が一般人であった。その中には大学時代の同級生とゴールインした岡村仁美アナ(38)などがいる。

 残る2人はともにスポーツ選手と結婚。小倉弘子アナ(46)の夫は元・Jリーガーで現在はスポーツキャスターの水内猛、高畑百合子アナ(40)の夫は平昌パラリンピックでパラアイスホッケーの日本代表として活躍した堀江航だ。

 ただ、TBSも日テレ同様、OG組は有名人との結婚が目立つ。そのうちプロ野球選手を夫に持つアナが4人いて、木場弘子(56)が与田剛(現・中日監督)、香川恵美子(55)が田口壮(現・オリックスコーチ)である。そして福島弓子(55)の夫はあの元・メジャーリーガーのイチロー(元・オリックスなど)だ。枡田絵理奈(35)は堂林翔太(現・広島東洋)とゴールインしている。また、進藤晶子(49)の夫は男子プロゴルファーの深堀圭一郎で、佐藤渚(33)の夫は現役Jリーガーの柏木陽介である。オリンピックのメダリストと結婚したのが笹川友里(30)で、夫は元・フェンシングの選手でメダリストの太田雄貴である。

 そして忘れてならないのが青木裕子(38)だ。夫はご存知、お笑い芸人コンビ・ナインティナインの矢部浩之で13年3月に入籍している。

 次はテレビ朝日だ。現職の女子アナで既婚者は16人いるが、夫が一般人なのは12人もいた。大木優紀アナ(40)や堂真理子アナ(39)らがこれに該当する。有名人を夫に選んだ残る4人のうち、下平さやかアナ(48)の夫がプロ野球選手の長野久義(広島東洋)であることは広く知られていよう。このほかJリーガーを夫に持つのが久冨慶子アナ(33)で、ジュビロ磐田の大津祐樹である。音楽関係者と結婚したのが松尾由美子アナ(41)で夫となったのが、指揮者の川瀬賢太郎であった。変わったところでは八木麻紗子アナ(35)で、夫は同じアナウンス室の野上慎平アナ。職場婚である。

 OG組で、夫が誰もが知る有名人というケースも4人いた。現在、同局の「報道ステーション」で月~水のメインキャスターを担当している徳永有美(45)の夫はご存知、ウッチャンナンチャンの内村光良。同番組の初代サブキャスターだった河野明子(42)は当時、プロ野球の中日ドラゴンズに所属していた井端弘和とゴールイン。現在、自民党参議院議員の丸川珠代(50)は同衆議院議員の大塚拓と結婚、夫婦議員として奮闘している。

 ちなみに「報ステ」でかつてサブキャスターを務めていた小川彩佳(36)は医師で起業家の豊田剛一郎氏と結婚したものの、豊田氏の不倫が原因で離婚した。

ではフジテレビは…

 さて、注目のフジテレビはどうか。現職の女子アナで一般人と結婚しているのは18人。その中には今年3月に同局勤務の1年先輩と男性と結婚したばかりの永島優美アナ(29)や会社員男性と結婚した三田友梨佳アナ(34)がいる。

 逆に、有名人と結婚しているのはわずか6人しかいない。よく知られているのはピンのお笑い芸人と結婚した松村未央アナ(35)と山崎夕貴アナ(33)だろう。松村アナの夫は陣内智則、山崎アナの夫はおばたのお兄さんである。また、テレ朝のような夫婦アナも。生野陽子アナ(37)は中村光宏アナと結婚している。

 久代萌美アナ(31)のお相手は今の時代を反映したといえるだろう。2人組の人気YouTuber“北の打ち師達”のはるくんがそのお相手となった。なかには著名な実業家や会社社長と結婚したパターンもある。島田彩夏アナ(47)と椿原慶子アナ(35)の2人がそれだ。

 とはいえ、OG組のケースを見ると、やはりフジは結婚相手に錚々たる顔ぶれが並んでいる。夫がプロ野球選手というパターンは5組いて、中井美穂(56)は古田敦也(元・東京ヤクルト)、木佐彩子(50)は石井一久(元・埼玉西武など)、荒瀬詩織(45)は石井琢朗(現・読売コーチ)、福元英恵(44)は福盛和男(元・東北楽天など)、そして長野翼(40)は内川聖一(現・東京ヤクルト)と結婚している。

 ほかにプロスポーツ選手の夫を持つのは、プロバスケットボール選手の五十嵐圭と結婚した本田朋子(37)と夫がJRA騎手の福永祐一という松尾翠(37)だ。

 芸能界関係者と結婚したパターンも目立つ。富永美樹(50)と高島彩(42)は共にミュージシャンと結婚し、富永の夫はロックバンド・シャ乱Qのまこと、高島の夫がフォークデュオ・ゆずの北川悠仁だというのは知られた通り。俳優の前川泰之と結婚したのが政井マヤ(45)で、夫がお笑いコンビ・さまぁ~ずの大竹一樹なのが中村仁美(42)である。

 変わり種では中村江里子(52)の名が挙がる。フランスの思想家で文芸批評家のロラン・バルトの縁戚で、実業家のシャルル・エドゥアール・バルトが夫なのである。

 離婚した夫婦にも目を向ければ、河野景子(56)は大相撲の元・横綱である貴乃花と、近藤サト(52)は歌舞伎役者の坂東三津五郎(10代目)と、大島由香里(37)はフィギュアスケート選手の小塚崇彦と結婚していた。こうしてみると、フジの女子アナは、ありとあらゆるジャンルの男性と結婚していることが分かる。

 最後はテレビ東京だ。現職の女子アナの既婚者は7人でうち一般人と結婚したのは5人。この中には今年3月に結婚を発表した福田典子アナ(30)も含まれている。

 残る2人は夫がともにスポーツ選手。松丸友紀アナ(40)は競輪選手の新田康仁、狩野恵里アナ(34)はレーシングドライバーの山本尚貴と結婚している。

 OG組はどうか。現在は報道局所属の大江麻理子(42)がマネックス証券の創業社長・松本大と結婚し、田口恵美子(55)は元・テニス選手の松岡修造と、八塩圭子(51)はスポーツジャーナリストの金子達仁とゴールインしている。

 夫がプロ野球選手というケースも多い。家森幸子(49)は関川浩一(元・中日など)、亀井京子(38)は林昌範(元・読売など)、大竹佐知(37)は青木宣親(現・東京ヤクルト)、そして紺野あさ美(34)は杉浦稔大(現・北海道日本ハム)である。離婚したが、大橋未歩(42)も最初の夫が城石憲之(現・北海道日本ハムコーチ)であった。

 実はテレ東、新卒の女子アナを初めて採用したのは92年で、その歴史は意外に浅いのである。にもかかわらず、これだけ有名人との結婚が多い事実に驚かされる。フジには敵わないが、その陰に隠れた一大勢力なのであった。

上杉純也

デイリー新潮取材班編集

2021年7月1日掲載

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