次官出会い系バー通い、学術会議で注目された官僚トップ「杉田官房副長官」が総選挙後に退任

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誰が後任に?

 その一方で、自民党の閣僚関係者に聞いてみると、

「確かに杉田退任説は出回っていますが、総選挙で与党がどれくらい減らすかにもよるでしょう。現在は自公で306議席ありますが、これが絶対安定多数の261を下回ることになれば、菅政権は仮に続くにしても政権運営にはあれこれと支障が出てくる。となると、杉田さんの手綱さばきに期待して菅さんが手放さない可能性がありますよ。逆にそんなに議席を減らさないなら、菅さんには警察庁長官間違いなしの中村格次長と財務省次官に就任予定の矢野康治氏という秘書以上に手足となって働く男たちがいますから、杉田さんも安心して官邸を後にすることでしょう」

 これまで浮かんでは消え、消えては浮かんできた「杉田退任」説。では、実際に退任となれば誰がその後継となるのか?

「菅さんが大きな影響力を保持する総務省で次官を務めた岡崎浩巳氏の名がこれまでも上がっていましたが、今回も同様ですね。旧自治省出身の岡崎氏は菅さんが政治の師と仰ぐ梶山静六氏が自治相時代に秘書官を務めたことや菅さんの地元・秋田に出向経験もあるなど、菅さんと近い。現在は地方公務員共済組合連合会の理事長で69歳と、他省庁のトップよりも10歳くらいは年長です。先程の話と重なりますが、杉田さんほどではないにしても重石になります。官僚トップである副長官にとってそれは大事なポイントなのです」(先のデスク)

 ただ、総務省は菅首相の長男が所属する東北新社やNTTからの接待問題で、いわば手負いの状態。岡崎氏が次官を退任してからそれなりの時間が経過し、加えて総選挙後まで時間がそれなりにあるとはいえ、元総務官僚を登用した場合、菅首相への世間の風当たりは強いままかもしれない。

デイリー新潮取材班

2021年6月30日掲載

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