安藤なつ、19年に結婚の夫と離婚調停 6歳年下男性を追い詰めた「超束縛」と「カネ」
車検費用が引き金になり“4者面談”
安藤はインタビューで、“夫と価値観が違った”エピソードとして、こんな話を披露している。
《地方出身の旦那さんにとって車がない生活はあり得ない。結局、旦那さんががんばって安い駐車場を探してきて中古車を買いました。ストレスを感じたら、ふたりで解決策を考えて排除するのがいちばんです》(『OZmagazine 2020年10月号』)
この車も“火種”になった。
「車検費用の4万円も、やはり折半しようということになった。Aさんは安藤さんから2万円を預かってディーラーに行ったんですが、実際には1万円ほど安く済んだらしいんです。ところがAさんは、安藤さんに浮いた分を返すのをうっかり忘れていた。安藤さんはディーラーにいくらかかったかを確かめて、この件を知った。で、『離婚だ!』という話になってしまったのです」
後日、改めて設けられた話し合いの場で、安藤はAさんを「犯罪者」呼ばわりしたというから、その怒りのほどが分かる。ちなみに話し合いは安藤の提案で、彼女の親しいスタイリストとAさんの友人による“4者面談”の形がとられた。
「その場では『東京に慣れないAさんへの苛立ち』を安藤さんは口にしていたそうです。とはいえ、慣れない都会暮らしで、Aさんだってホームシックになっていたはず。結婚当初こそ安藤さんが誘ってくれて、彼も芸能人がいる宴席に呼ばれたことはあったらしいんです。でも、Aさんが『あの人、元気かな。また一緒にご飯行きたいね』と言うと、『私を利用して近づきたいのか』と怒り出したそうで、やっぱり友達が作れなかった」
そんな生活の気晴らしが、Aさんが好きな車の運転だった。が、それも徐々に叶わなくなっていく……。
「車に乗るとドライブレコーダーをチェックされ、履歴が消えていると『ディーラーに言ってチェックする』と責められたそうなんです。でも、彼が履歴を消したわけではなくて、レコーダーの仕組み上、衝撃を感知した時にだけ映像が保存されるようになっていた。そのへんを安藤さんは分かっていなかったようなのですが、とにかく、車にも乗りにくくなってしまった」
なお、2人の結婚届の保証人を務めた安藤の相方、カズレーザー(36)とは、ほとんど交流がなかったそうだ。安藤いわく「優れたパートナー」で、ビジネスライクな関係だったらしい。
先述した4者面談が行われたのは昨年の11月頃。この時はいったん仲直りをし、離婚の話は立ち消えになった。だが、すでにAさんの心は憔悴しきっていた。
「一回離婚して、お互い好きだったら再婚しよう」
知人が続ける。
「それからAさんは、当たり障りなく安藤さんには接していたようです。が、彼は、すっかり精神的に参ってしまって、自殺するんじゃないかってくらい憔悴しきっていました。安藤さんに打ち明けると、その時はさすがに『行動を改めます』と言ってくれた。でもやっぱり変わらず、Aさんの外出時には相手の連絡先を教えることを求め、それを拒むと不機嫌になったりした。実際には男友達と食事に行っただけらしいのですが」
今年の5月頭には、安藤がふたたび離婚を口にするようになったという。
「『一回離婚して、お互い好きだったらまた再婚しよう』と言われたといいます。Aさんにその気はなかったのですが、とはいえ、離婚となれば地元に帰るしかない。そこで、新しい家を探すため、一時的にこっちに戻って来たんです」
しかし、安藤はこれを逆手に取って、Aさんの母に電話。一方的な離婚の言い分を喋り始めたそうだ。
「『生活費は折半の約束で結婚したのに、お金を払ってくれない』とか、『離婚しないなら訴える、Aさんに勝ち目はない』とか……。困ったことに、Aさんの親族は安藤さんの言うことを信じてしまい、『お前が悪い』となってしまったらしいんですよ。東京にも地元にも居場所がなくなってしまい、いよいよ追い詰められてしまったわけです」
とはいえ、東京ではまだ介護の仕事がある。とりあえず自宅には戻ったが、5月中旬には安藤が家を出て行ってしまう。一度だけ呼び戻し夫婦で話し合ったが、彼女の意志は固かった。
「『車はあげる、自宅マンションは解約したから出て行って』と一方的に告げられたとAさんは嘆いていました。それから『“マスコミやSNSには離婚のことは何も喋るな”という誓約書を事務所が用意するから、それにサインしろ』とも。Aさんは、これには応じなかったといいます」
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