東芝、前代未聞の「再任否決」 逃げの経産省と腹を括らない政治家の罪

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フタを開けるまでわからなかった

 6月25日に開かれた東芝の定時株主総会で異変が起きた。大手新聞のデスクが解説する。

「会社側が提案していた11人の取締役候補者のうち2人の再任が株主の反対多数で否決されたのです。会社側提案役員が選任されなかったのは、日本を代表する大手企業ではほとんど前例がありません」

 否決されたのは取締役会議長の永山治氏(元中外製薬社長)と監査委員会委員の小林伸行氏の2人の社外取締役である。不正行為に手を染めたわけではない社外取締役がなぜ再任拒否の憂き目に遭ったのだろうか。...

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