YouTubeで空前の“小室親子バブル” 5種類に分類される動画に名誉毀損のリスクも
最後の一線
「一方、もともと再生数の少ないYouTuberは荒唐無稽な主張を繰り広げることもあります。例えば、あるYouTuberは、小室さんのファッションが広域暴力団の組長のセンスに似ていると主張しています。他のYouTuberは冷静な口調で小室さんの身体的特徴を罵倒する動画を配信しています。さすがに眉をひそめる内容で、再生回数も低迷しています」(同・担当記者)
5種類目は名前や顔を公開していないものだ。動画ではイラストや合成音声を使用し、小室親子についての誹謗中傷を垂れ流している。
顔を出しているYouTuberの動画と内容の差はないかもしれないが、より卑劣であることは言うまでもない。この記事では紹介は控えさせていただく。
ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「小室さん親子を巡る真面目な国民的議論と、こうした動画は分けて考える必要があります」と指摘する。
「小室さん親子に問題があるのは言うまでもありません。結婚に反対する世論が多いのも頷けます。そしてYouTubeを含むネット上の罵詈雑言に溜飲を下げる人もいるかもしれませんが、やはり最後は一線を引くべきでしょう」
訴訟の可能性
小室問題でいたずらに極端な主張を垂れ流すYouTuberには、「名誉毀損」というリスクがつきまとう。
「こうしたYouTuberはネット上の言論しか見ていません。Twitterなどで小室親子の非難が多いことを認識し、『これなら炎上しない』と判断しているのです。いわばネット世論の尻馬に乗って、あることないこと乱暴な言説を動画化していると言えます。その内容は小室さん親子が名誉毀損で訴訟を起こしたなら、簡単に勝訴できるものばかりです」(同・井上氏)
実際のところ、小室さん親子が一部のYouTuberに「訴訟を起こすぞ」と警告する可能性は低くないという。
「小室さんがニューヨーク州の司法試験に合格すれば、晴れて法曹家の一員になります。今のところは眞子さまと結婚する男性として、自重を必要とする立場だったと思います。しかし、法律のプロとなれば、自分に対する酷い言論に対して行動を起こさなければ、法曹家としての見識が問われるとも言えます。日本の法曹関係者に協力を仰ぎ、配信者を特定して内容証明を送るというシナリオは荒唐無稽なものではないでしょう」(同・井上氏)
もちろん、小室さんが法的措置を警告すれば、世論が反発する可能性はある。
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