YouTubeで空前の“小室親子バブル” 5種類に分類される動画に名誉毀損のリスクも
“小室バブル”
「3種類目の動画は、顔や名前を明らかにしてはいるが、知名度の低いYouTuberが、単に報道を朗読するタイプのものです。『週刊誌には、こんなことが書いてありました』という内容です。本当に新聞や雑誌、ネットメディアの記事を紹介するだけで、YouTuberの見解すら示されるない動画もあります。ところが、10万を超える再生回数が記録されている場合もあります」(同・担当記者)
例えば、元銀行員を名乗る男性のYouTube公式チャンネルがある。小室問題に関する動画を相当数配信しているが、そのほとんどは週刊誌やネットニュースの報道を紹介しているだけだ。
その他の動画は、銀行員のリストラや住宅ローンの問題など、自身の専門を活かしたものが多い。
興味深いのは再生回数だ。元銀行員という職歴を活かした動画は数千から1万台という再生回数が大半を占める。
ところが、小室さんや小室佳代さんの問題を取り上げた動画は1万を超えることが多い。それどころか、場合によっては10万台に達することがある。
過激化する動画
「YouTubeで“小室バブル”が起きていることがよく分かります。それだけ世間は小室さん親子に関心が高いということでしょう。YouTuberが小室親子について言及すれば、再生回数が伸びるのです。しかも独自取材を行わず、単に週刊誌の記事を朗読するだけで再生回数を稼げるのです。まさに“濡れ手に粟”です」(同・担当記者)
ただ、こうしたYouTuberは他の動画でも数万台の再生回数を記録しているのは事実だ。数千台という低い再生回数に悩んでいるYouTuberは更に過激化し、世間の耳目を集めようと懸命だ。
「4種類目が、いわゆる“底辺”のYouTuberです。こちらは何をやっても再生回数が少ないタイプと、小室動画だけは再生回数が伸びたタイプと、2種類に分かれます。例えば、小室佳代さんの周囲で自殺が相次いだことを指摘し、『自殺がこんなに連続するはずがない』と主張する動画は一定の再生数を獲得しています」(同・担当記者)
他に再生回数が多いのは、小室佳代さんが遺族年金を詐取した疑いがあるとする内容の動画だ。週刊文春の報道が“出典”なのは言うまでもない。
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