闘いのゴングが鳴った「6G開発競争」――中国に負けられない日米の死活問題

国際

  • ブックマーク

 物理学者で発明家のニコラ・テスラは、1926年のインタビューでこんな言葉を残している。

「世界中で完全にワイアレス通信が敷かれれば、世界全体が巨大な頭脳になる」

 この「予言」は100年ほどが経った今、着実に現実になりつつある。

 移動通信システムは現在、4G(第4世代移動通信システム)から5G(第5世代移動通信システム)への移行が世界でスタートしている。5Gは新型コロナウイルス感染症の蔓延などで失速した印象は否めないが、コロナ後には、IoT(モノのインターネット)などで利用が本格化していくだろう。...

つづきを読む