「いとみち」主演女優・駒井蓮が綴る撮影秘話 津軽三味線との“喧嘩”で出会った故郷・青森の魂

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津軽弁を話す映画に出ることが夢だった

 津軽で暮らす内気な16歳いとの青春を描いた映画「いとみち」が6月25日に全国公開される。同じ青森県出身で「津軽弁を話す映画に出ることが夢だった」という主演女優・駒井蓮が綴る、撮影の苦労と感動、監督の言葉、そして故郷への想いとは――。

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 小説『いとみち』(新潮社刊)に出会ったのは、小学校高学年の頃です。青森県津軽地方という私の地元を舞台にした作品のため、図書室の目立つ所に置かれ、紹介されていました。私は、「自分の地元が小説に登場するなんてことがあるんだ!」と嬉しくなり、わくわくしながら手に取りました。...

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