亡くなった小林亜星さんで思い出される「E電」 鉄道は公募名称が受難の時代へ

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 作曲家や俳優など、マルチな才能で活躍していた小林亜星さんが5月30日に亡くなった。あらゆる分野で活躍していた小林さんは、国鉄が分割民営化された際に国電の新名称を決める選考委員も務めていた。

 1987年にJRが誕生してから、30年以上が経過している。しかも、いまや都市圏を走る列車は多くが電車へと切り替えられた。いまさら国電といわれてもピンとこないだろう。

 国鉄末期は違った。特に、地方路線は非電化区間が多く、ゆえに電車はまだ一般的とは言い難かった。...

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