事件現場清掃人は見た 孤独死した70代男性の“遺品ノート”を見て分かった意外な素性
孤独死などで遺体が長時間放置された部屋は、死者の痕跡が残り悲惨な状態になる。それを原状回復させるのが、一般に特殊清掃人と呼ばれる人たちだ。長年、この仕事に従事し、昨年『事件現場清掃人 死と生を看取る者』(飛鳥新社)を出版した高江洲(たかえす)敦氏に、シェアハウスで亡くなった70代男性について聞いた。
特殊清掃で最も重要な仕事は、遺品の整理だという。
「亡くなった人の想いが染み付いた品々に触れるとき、いつも身の引き締まる思いがします」
と語るのは、高江洲氏。...